報告が遅れましたが、10/26に小水力発電の岐阜県石徹白地区&石徹白洋品店視察会を開催しました。
当日は、定員いっぱいのたくさんの方にお集まりいただきました!
当日は、小水力の技術者である長野の鈴木さんが、たまたま別の用事で会場となったSENにいらっしゃったことで、報告会が有意義な時間となりました。
ありがとうございました!
このあと、タイムリーにも富士川町の戸川に東京の事業者から小水力発電の調査が入っていることがわかりました。
いろいろ調べて行くと、地元関係機関が調査の了解を出しておらず、ストップしているとわかりました。ほっとしました。
わたしたちが、石徹白地区に視察に出向いたのは、地元の協同組合が事業主体となり、売電収入は全額地元のために使われるという仕組みが素晴らしいと思ったからです。ネット記事には、地域の自治を取り戻したと書かれていましたが、行政に頼るだけでなく、地域の課題をできるだけ自分たちで解決に導いておられました。
また、石徹白は自然な川の水には手をつけず、農業用水で発電し、発電を終えた水は全量農業用水に戻される仕組みでした。環境負荷をできる限り軽減し、水辺の生態系にも配慮した
設計です。
このような設計も、地元主体でやっているから可能であり、売電収入だけを目的としておらず、その先には持続可能な地域づくりがあってこそだと思います。
田舎に暮らすわたしたちは、クリーンエネルギー、再生可能エネルギーという耳障りのいい言葉だけで判断せず、どんな事業者が、どんな目的や計画でなにをするのか?計画は、地域の未来にどう寄与するのか?ということを、調査段階からしっかりと見極めていくことが必要です。川は水利権なども絡んでくる難しさを含んでいます。
そして、何よりもまず、そこで暮らしてきた地域の方の思いを大切にすること、外から新しいものを持ち込むのではなく、昔から守られてきた地域の資源を生かすことだと、石徹白地区から学びました。
今後の活動につながる、素晴らしい視察でした!
報告会では、それらを共有できました。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!
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